『べからずルール』はありますか? 【その2】

以前書いた、『べからずーる』ありますか?、の続編です。
 
前回はアメリカの小売業やイギリスの小売業で『べからずルール』の存在を書きました。

実は私が『べからずルール』の存在に気が付いたのは、ドイツのAldiでした。

Aldiを今日の形にしたアルブレヒト兄弟に仕えた番頭さんの書いた本で、『Aldiのべからず集』ともいうべき、21のルールでした。

これはハードディスカウンターとしてEDLCを徹底するために、『してはいけない』ことをリストアップしたものです。

壁に貼って毎日見ているようには思えませんでしたが、一種の不文律としてAldiの企業文化の中に根付いていたのだと思います。

   (1)経営幹部の知的作業を軽減するためのスタッフを設けない

   (2)方向性を出すだけの管理部門を設置しない

   (3)外部に委託して市場調査を行わない

   (4)経営コンサルタントを雇わない

   (5)予算の予測を行わない

   (6)すべての明らかにするために、科学的に正しい統計などしない

   (7)マーチャンダイジング面での課題解決のために、”科学的”な分析テクニックを使わない

   (8)顧客調査をしない

   (9)ISO9000活動やTQM活動をしない

   (10)サプライヤーから条件を搾り出すための、”洗練された”取引制度を作らない

   (11)販売地域や店舗によって売価政策を変えない

   (12)店舗ごとに品揃えを変えない

   (13)売価設定のために”凝った”算出式を持たない

   (14)利益極大化のために”品質改善ゲーム”に参加しない

   (15)精緻に設計されたロジスティックス体制を持たない

   (16)”心理学的”な消費者の購買行動分析に基づいて、売り場のゾーニングを決定しない

   (17)豪華なオフィスを持たない、高級な社有車を購入しない

   (18)公式行事、公式活動を行わない

   (19)広告をしない

   (20)サプライヤーから”ギフト”をもらわない

   (21)サプライヤーから食事の招待を受けない

 出典:Bare Essentials、Dieter Brandes著 

『やるべきことをはっきりさせる』ことは、同時に『やらないこと』をはっきりさせることも必要です。

※個人的には上記4はご容赦頂きたいですが…

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