Walmart、没入型ゲーム内買い物体験を提供

Walmartは、メタバースやゲーム環境と実世界の商品の購入を統合する取り組みを続けている。

同社は3DゲームメディアプラットフォームSpatialとリアルタイム3D開発環境Unityと提携し、「Walmart Unlimited」という没入型のゲーム内コマース体験を開始する。これはSpatial上で初めて、仮想体験内で実際の商品を購入できる仕組みであり、2024年1月にWalmartがUnityと提携してリアルタイム3D体験内で物理的なアイテムを販売する取り組みを拡大したものとなる。

「Walmart Unlimited」は3つのエピソードで構成され、プレイヤーはゲームを進めながらWalmartのサプライヤーが提供する製品を発見し、購入することができる。第一弾には食品ブランドA Dozen Cousinsの創業者兼CEOであるIbraheem Basirが登場する。次のエピソードは2025年4月と5月にSpatialで公開される予定である。

Walmartのブランド体験・パートナーシップ部門ディレクターJustin Bretonは、「ゲームは世界で30億人以上が楽しむ主要なエンターテインメントの一つであり、Unityとの提携によって、ゲーム業界に新たな価値を提供しながら、より多くの顧客とつながることができる」と述べている。

Walmartはここ数年、メタバースコマース分野での取り組みを強化している。Zepetoとの提携でeコマースを統合したほか、2024年5月にはデジタルインフルエンサーによる3Dバーチャルショッピング環境「Walmart Realm」をEmperiaのメタバースプラットフォーム上で展開した。同年7月には「Back-to-College Shopping」として大学生向けの仮想ショッピング体験を提供し、11月にはPinterestやTikTokのトレンドを取り入れたホリデー向けバーチャルショップを追加した。

また、Walmartは2022年9月にRobloxで2つのメタバース体験を開始し、2023年9月には「仮想世界」での商取引を拡大する方針を発表した。これにより、Roblox内で特定の物理的アイテムを販売する最初の企業となった。同社の「IRLコマースショップ」では、ユーザーがパートナークリエイターが選んだ実際の商品をチェックアウトできる仕組みを導入している。

Walmartは今後もSupercampusなどのゲーム化されたオンライン環境を活用し、没入型コマースの可能性を探る方針である。現在、Walmartは19カ国で10,750の実店舗と複数のeコマースサイトを運営している。

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