2024年、オランダのスーパーマーケットにおける大手ブランド商品の販売額は前年比9%減少した。
特に、2024年7月1日からのたばこ販売禁止が影響したが、それを除いてもHeineken、Unox、Douwe Egberts、Calvéといった主力ブランドのパフォーマンスは極めて弱い。
調査会社Circanaによれば、この減少は生鮮食品志向の高まり(ビッグブランドが強くないカテゴリ)、プライベートブランドの台頭、価格上昇による見かけの売上増(例:Coca-Cola)など複数要因に起因する。
ブランドメーカーの売上構成比は、2005年の約25%から2024年には20%を下回り、店舗ブランドへの移行が顕著である。
また、メーカーと小売業者間の取引交渉の不一致による棚落ちも販売減少の一因であり、Bonduelle、Senseo、De Ruijter、QuakerなどはJumboやPicnicで一時的に棚から消え、販売機会を失った。
CircanaのHendriksen氏は「棚に商品がないと消費者は他ブランドやPBに切り替え、復帰後も元のブランドに戻るとは限らない」と述べている。
2024年のブランド別売上ランキングでは、Coca-Colaが€4.47億で首位を維持(前年比+9%)。Cola Zeroが売上の44%を占め、牽引役となっている。続くHertog Jan(€3.43億)はHeineken(€2.56億)を引き離しており、Red Bull(€2.62億)もHeinekenを上回るなど、エナジードリンクの台頭も見られる。
Marlboroはたばこ規制の影響で54%減の€3.15億、Unox(-7%)、HeinekenとDouwe Egberts(いずれも-3%)なども後退しており、Aブランド離れの傾向が一層鮮明になっている。
