コーヒーは食品・飲料分野で最も好調なセクターの一つとされるが、近年では消費者が訪れる店舗の傾向に変化が見られている。
Placer.aiの最新データによれば、2024年第4四半期のコーヒー店への来店数は、2019年第1四半期比で29.1%増と大幅に成長している。しかしこの成長の恩恵を享受しているのは、大手チェーンだけではない。
2019年から2024年にかけて、中規模コーヒーチェーンの来店シェアは10.8%から17.6%に、小規模チェーンのシェアも3.2%から4.4%へと拡大した。特に小規模チェーンでは、10分以上滞在する長時間訪問の比率が前年比13.4%増と大きく伸びており、顧客がより深い体験や居心地の良さを求めていることが示唆される。
一方、大手チェーンではドライブスルーやモバイル注文の推進により短時間滞在が増加している一方で、長時間訪問は減少傾向にある。
Placer.aiの分析担当者は、「経済の不透明感が続く中でも、手頃な贅沢品としてのコーヒーに対する消費者の需要は依然として高い。多様なニーズに応える市場構造がその成長を支えている」と述べている。
