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Unileverが発表した2026年第1四半期の決算は、中核ブランドであるPower Brandsおよび新興国市場の好調により、実質売上高が前年同期比3.8%増加した。特に販売数量ベースでの成長が全体を牽引した。
- 第1四半期の実質売上高は3.8%増、内訳は数量増が2.9%、価格増が0.9%である。
- Dove、Hellmann’s等のPower Brandsは5%の売上成長と4%の数量成長を達成した。
- 為替の影響により、報告ベースの売上高は前年同期比3.3%減の126億ユーロとなった。
- Fernando Fernandez CEOは、全事業部門で数量主導の成長を実現したと評価した。
- 新興国市場は5.7%成長し、インドが特に好調であった。
- Home Care部門は6.1%の成長を遂げ、最も高い伸びを記録した。
- 戦略的ポートフォリオ見直しの一環として、食品事業とMcCormickの統合計画を発表した。
- 生産性向上プログラムは計画を上回る進捗で、7.5億ユーロのコスト削減を達成した。
- 2026年通期の見通しを据え置き、実質売上高4〜6%の成長目標を堅持した。
- 15億ユーロ規模の自社株買いを開始し、四半期配当を3%増額した。
着目点:今回の決算で特筆すべきは、値上げ一辺倒の戦略から脱却し、販売数量(Volume)による成長へ回帰した点である。DoveやHellmann’sなどのPower Brandsに対する投資が結実しており、顧客エンゲージメントを重視した「Desire at Scale」戦略の有効性が示された。一方で、為替による収益圧迫は不可避であり、今後は生産性向上プログラムのさらなる加速が求められる。また、食品事業とMcCormickの統合という構造改革は、Unileverをより機動的な家庭・パーソナルケア企業へと変貌させる重要な布石であり、ブランドポートフォリオの最適化に向けた経営陣の断固たる姿勢が評価される。
注釈:本記事はUnileverの2026年第1四半期業績報告に基づいた分析である。
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元記事はこちら:” + https://www.retailgazette.co.uk/blog/2026/04/unilever-sales-rise-as-power-brands-drive-volume-growth/

