ヨーロッパでは、国ごとにグローサリー商品の価格を変えることは一般的に行われているが、EUがその妥当性に疑問を呈している。
2019年にAB InBevは、オランダで安い価格で販売されているビールを国境を超えてベルギーで販売することを制限したとして、EUより2億ユーロの罰金を課せられた。
小売業の業界団体は、同様な処置は少なからずあるとしており、メーカーからの供給の拒否、パッケージや内容の国ごとの変更、販売国の制限の遵守義務の強要、等があるとしている。
メーカー側は、これはそれぞれの国の小売業者や消費者のニーズに適応するために必要な処置としているが、EUによればそれだけでは価格差を説明できないと判断されている。
EUの試算によれば、最も安い価格で商品を調達しすべての国で販売できたなら、141億ユーロ(3.5%相当)の節約を消費者が受けることができる。
EUは、12月中に今後の進め方を検討する予定だが、EUの通商機関EuroCommerceは、もっと強固な法的処置を至急取るべきだとコメントしている。
