L’Oréal、第4四半期の売上成長は予想を下回る

L’Oréalは2024年第4四半期の売上成長率が2.5%となり、市場予想を下回った。これは新型コロナウイルスのパンデミック時以来最も低い成長率であり、中国市場の低迷と北米市場の成長鈍化が影響した。

売上は110.8億ユーロ(114.9億ドル)で、アナリストの予想(4.4%増)を下回った。10月には前四半期(3.4%増)と同程度の成長を見込んでいたが、それを下回る結果となった。

中国ではProyaなどの国内ブランドに市場シェアを奪われ、CeraVeなどの皮膚科医推奨製品も競争が激化している。北米市場の売上成長率は1.4%と前四半期の5.2%から大幅に減速し、北アジアでは3.6%減と2四半期連続でのマイナス成長となった。Luxe部門(ValentinoやYves Saint Laurentの香水を扱う)の成長率も1%にとどまり、市場予測の5%を大きく下回った。

特に中国市場では、年末のオンラインショッピングイベント「Singles’ Day(独身の日)」の期待値が低く、過剰な割引が影響し、消費者が過剰に購入した後に返品するケースが増えた可能性がある。L’Oréalは返品に関する具体的なコメントを出していない。

中国市場の低迷はL’Oréalだけでなく、LVMHやPernod Ricardなど他の大手企業にも影響を及ぼしており、2025年の見通しも不透明な状況である。L’Oréalは、中国本土の2024年通年売上が1桁台前半のマイナス成長であったことを認めたが、世界全体では5.1%の成長を達成し、市場を上回るパフォーマンスを示したと述べた。

また、L’Oréalは取締役会の変更を発表し、創業者の孫であるFrançoise Bettencourt Meyersが退任し、息子のJean-Victor Meyersが副会長に就任する予定である。彼の弟Nicolas Meyersもすでに取締役を務めている。さらに、同社の最大株主であるTethys(Bettencourt家の持株会社)が取締役会に加わることが提案され、4月29日の年次総会で採決が行われる予定である。

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