Instacart、第4四半期も好調

Instacartの2024年第4四半期の売上、注文数、総取引額(GTV)、取引収益は前年同期比で2桁の成長を記録した。特に注文数は11%増加し、月間ユーザーの増加と注文頻度の向上が主な要因であった。しかし、売上はウォール街の予測を下回り、株価は8%以上下落した。

Instacartは、顧客、リテールパートナー、ブランドにとって不可欠な存在であり続けるため、革新を重視している。特にCaper Cartのスマートカートは成長の可能性が高く、広告機能やオンライン注文の促進を目的とした試験運用が進められている。現在、Heritage Grocers GroupやWeis Marketsなどの米国小売業者だけでなく、オーストラリアのColes Supermarketsでも導入されている。

価格に敏感な消費者に対応するため、Instacartはリテールパートナーに対し、SNAP(食料補助プログラム)対応、ロイヤルティプログラムとの統合、デジタルチラシの活用を推奨している。また、Krogerではオンライン価格を店頭価格と統一する動きも見られる。

2024年には、新たに30の小売サイトを開設し、広告収益は前年比10%増の2億6700万ドルに達した。広告の多様化も進み、新興ブランドの参入が増加している。ユーザー数も増加し、四半期ごとの利用者が月間ユーザーへ、月間ユーザーが週間ユーザーへと移行する割合が加速している。Instacart+の会員数も順調に伸び、会員は最も忠実で積極的な利用者層となっている。

2024年度の年間成長率は、GTVと広告収益が10%増、売上と取引収益が11%増、注文数が9%増加し、GAAP純利益は4億5700万ドルと前年比128%増加した。一方、2025年第1四半期のGTVは90億〜91.5億ドル(前年比8〜10%増)、調整後EBITDAは2億2000万〜2億3000万ドルと予想されている。ただし、レストラン注文の増加や新たな10ドル最低注文額の導入により、平均注文額は減少する見込みである。

今後もInstacartは成長戦略への積極的な再投資を続けながら、年間を通じた調整後EBITDAの安定的な拡大を目指す。

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