米のインフレ、2月は沈静化

2月の米国の家庭向け食品価格は前年同月比で1.9%上昇し、1月と同水準であった。全体のインフレ率は2.8%となり、2024年11月以来の最低水準となったが、食料品インフレは2023年10月以来の高水準を維持している。

2022年のピーク時に比べると食料品インフレは落ち着いているものの、特定の食品の価格上昇が影響し、2024年8月の0.9%を底に再び上昇傾向にある。特に卵と肉の価格上昇が顕著であり、卵は前年同月比で約59%上昇し、月間でも12.5%上昇した。肉、鶏肉、魚、卵の価格は年間7.7%の上昇、牛肉・子牛肉は7.6%、ベーコンなどの豚肉製品は2.7%上昇した。一方、豚肉全体の価格上昇は1.8%にとどまった。

乳製品やシリアル・パン類の価格はわずかに上昇したが、生鮮野菜は2.5%下落し、特にトマトは約10%の下落を記録した。一方、リンゴやオレンジの価格上昇により生鮮果物全体の価格は上昇した。

食料品インフレは2月には抑えられていたが、米国と他国の貿易戦争により今後のコスト上昇リスクが高まっている。特に、カナダとメキシコからの輸入品に対する高関税が影響を及ぼす可能性がある。2023年には、米国が輸入した農産物の5分の1をカナダが供給し、メキシコは輸入野菜の3分の2、果物とナッツのほぼ半分を占めていた。

また、2月の全体のインフレ率は予想を下回り、ウォール・ストリート・ジャーナルの調査では2.9%と見込まれていたが、実際には2.8%にとどまった。

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