イギリス食品小売市場:Asdaの売上高減少とディスカウンターの台頭

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イギリスの食品小売市場において、Asdaの売上高が減少傾向にある一方で、Lidl等のディスカウンターがシェアを拡大し、勢力図に変化が生じている。

  • Asdaの売上高は直近12週間で2.6%減少し、市場シェアは11.8%となった。
  • Morrisonsの市場シェアは8.4%で安定しているが、Lidlが8.3%と猛追している。
  • 市場全体の食品売上高は前年比4.0%増加した。
  • 食品価格のインフレ率は7月の5.2%から5.0%へわずかに鈍化した。
  • ブランド品の売上高は6.1%増加し、プライベートブランドの4.1%を上回る成長を見せた。
  • 特にパーソナルケア、菓子、飲料カテゴリーにおいてブランド品の優位性が目立つ。
  • プレミアム・プライベートブランドは11.5%の売上増と好調を維持している。
  • Tescoは前年比7.4%の売上成長を記録し、市場シェアを28.4%まで拡大した。
  • OcadoとLidlが共に10.7%の成長を遂げ、最も成長率の高い小売業者となった。
  • 調理時間の短縮傾向を背景に、簡便食(Ready meals)などの需要が6〜8%増加している。

着目点
イギリスの食品小売市場では、依然として高水準なインフレ下において、消費者の「価値(Value)」に対する意識が二極化している。注目すべきは、価格競争力が強いディスカウンターが市場シェアを奪う一方で、ブランド品がプライベートブランドよりも高い成長率を示している点である。これは消費者が支出を切り詰める中でも、特定のカテゴリーにおいては品質やブランドへの愛着を重視する「スマートな節約」を実践していることを示唆している。また、時短ニーズの定着により、簡便食市場が堅調に推移していることは、商品開発における重要な示唆といえる。小売各社は価格訴求だけでなく、利便性とプレミアム感の両立が成長の鍵を握るだろう。

注:本レポートはRetail Gazetteの情報を基に作成している。

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