Amazon、メッセージングサービス等を終了

Amazonは、独自のメッセージングサービス「Amazon Chime」と、TikTokに対抗する形で導入したショッピングアプリの機能「Inspire」の提供を終了すると発表した。

Amazon Web Services(AWS)は、ビデオ・音声会議サービスであるAmazon Chimeのサポートを2026年2月20日で終了する。これに伴い、新規顧客の受け入れを停止し、既存ユーザーのみが機能を利用できる状態となる。既存ユーザーとして認められるには、2025年2月19日までにAmazon Chimeのチームまたはエンタープライズアカウントを作成する必要がある。終了後は、Amazon Chimeの機能はすべて利用できなくなるが、Amazon Chime SDK(リアルタイムの音声・ビデオ・メッセージング機能を提供する開発プラットフォーム)は引き続き利用可能となる。AWSは、ZoomやWebex、Slackなどの代替サービスへの移行を支援するためのドキュメントを提供するとしている。

また、Amazonは2022年12月にショッピングアプリに導入した「Inspire」の機能も終了したと報じられている。この機能は、ユーザーが動画や写真を閲覧しながら商品をリアルタイムで購入できるようにするもので、ブランドやインフルエンサーのビジネス拡大を支援する目的もあった。しかし、Amazonの広報担当者はTechCrunchに対し、「顧客のニーズにより適した機能を提供するための見直しの一環」として、Inspireの提供を停止したと述べた。

一方、TikTokの米国での将来は依然不透明な状況にある。2025年1月に施行された一時的な禁止措置は、当時の大統領によって4月1日まで延期され、米国内での運営継続の可能性が模索されている。

Amazonは、Inspire終了後も新たなデジタルショッピング機能の導入を進めている。例えば、Googleの検索のようにAmazon上で販売されていない商品を検索結果に表示し、ブランドの公式サイトに誘導する機能を試験運用中である。また、2024年7月には、独自のデータとウェブ上の情報を活用する生成AIベースのショッピングアシスタント「Rufus」を正式にリリースした。


 

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