Carrefourは、2024年の業績が好調であり、主要市場での収益性が成長を支えたと発表した。
同社の通年売上高は前年同期比9.9%増の946億ユーロ、調整後EBITDAは1.7%増の46億ユーロとなった。CEOのAlexandre Bompardは、「フランチャイズ拡大、プライベートブランドとeコマースの成長、CSR指標目標の達成など、戦略計画が順調に進展している」と述べた。加えて、通常配当を6%増の1株当たり0.92ユーロ、特別配当として1億5000万ユーロを提案しており、次回の株主総会での承認を待つ。
2024年は、2022年から続くインフレのピークが終息する「転換点」とされたが、消費者の購買力への圧力は依然強く、少額購入や低価格品へのシフトが見られた。この状況を受け、Carrefourは価格投資を強化し、デジタル化推進、Carrefourブランド商品の拡充、欧州購買プラットフォームEurecaの開発、M&Aの実施などを進めた。その結果、顧客満足度の向上や市場シェアの成長が特にフランス、スペイン、ブラジルで確認された。また、1年間で12億4000万ユーロのコスト削減を達成した。
フランス市場では、Carrefourは市場シェアを回復し、営業利益は5.5%増の10億4000万ユーロ、営業利益率は2.6%に向上した。さらに、CoraとMatchの買収を完了し、フランチャイズ型のコンビニエンスストアを454店舗新規開店した。
欧州市場は、価格競争の激化により収益性が圧迫されたものの、夏以降の価格投資が奏功し、第4四半期には売上回復傾向が見られた。スペインでは年末時点で市場シェアが回復し、南米市場ではブラジルでの売上成長、投資利益率(ROI)の向上、営業利益率の改善が顕著だった。アルゼンチンでも経済状況が厳しい中、過去最高のROIを達成した。
2025年の展望として、Carrefourは価格投資を継続し、市場シェアのさらなる拡大を目指す。戦略イニシアチブを拡大し、新たに12億ユーロのコスト削減計画を実施する予定である。同社は「Carrefour 2026」戦略の遂行に引き続き注力し、EBITDA、営業利益、フリーキャッシュフローの緩やかな成長を見込んでいる。
