Kantarの最新データによると、2025年3月(P03期間:2月24日〜3月23日)のフランス食品・日用品(FMCG)市場では、E.Leclercが市場シェア23.7%で首位を維持したものの、前年同期と比べて0.1ポイント減少した。
前年の同時期には大幅な伸長があったが、今年は新規店舗買収によるブーストがなかったことが影響した。
一方、CarrefourはCoraおよびMatchの統合により2.0ポイント増の21.9%へと大きく伸長。オンライン(Carrefour Internet)とハイパーマーケットの成長が牽引役となった。
Intermarchéを運営するLes Mousquetairesも、Groupe Casinoの買収により1.5ポイント増の17.7%と好調で、全チャネル・業態でシェアを拡大した。
Coopérative U(Hyper U、Super U、U Express)は、Schiever Groupによる15店舗の新規出店などが奏功し、0.7ポイント増の12.8%を記録。既存顧客の維持とともに広範な成長を見せた。
Auchan Retailは、Groupe Casino店舗の一部取得とAuchanブランドの支持により0.4ポイント増の9.0%。また、Auchan Supermarchéは2.2%で0.2ポイント上昇し、顧客数も増加した。
Lidlは8.1%でシェアは横ばいながら、「価格魅力度」でトップとされ、人気は上昇傾向にある。Aldiは2.7%で安定を維持し、17.3万人の新規顧客を獲得した。
一方、Groupe Casinoは0.3ポイント減の2.7%と苦戦を続けている。
オンライン食品市場は、前年同期比で0.6ポイント上昇し、10.6%のシェアを獲得。約49.3万人の新規顧客を獲得し、チャネルとしての存在感を強めた。
全体として、フランスのFMCG支出は前年比で1.5%増加しており、大手チェーンの買収戦略とチャネルの多様化が市場シェアに大きな影響を与えている。
