イギリスにおけるプラスチック袋利用の増加、Ocadoが最多の利用数に

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オンラインショッピングの拡大に伴い、イギリスでプラスチック袋の販売数が過去10年で初めて増加に転じた。特にオンラインスーパーのOcadoは他社を圧倒する2億2,100万枚を販売しており、環境負荷低減に向けた小売業界の取り組みに逆風が吹いている。

  • イギリスにおいて使い捨てプラスチック袋の販売数が前年比7%増の4億3,700万枚となった。
  • Ocadoは2億2,100万枚を販売し、主要小売の中で最多となった。
  • 販売増の主因はオンライン食料品ショッピングの普及と注文品の梱包方法にあるとされる。
  • 2015年に5ペンスの手数料制度が導入されて以来、初の販売数増加である。
  • 2021年には手数料が10ペンスに引き上げられたが、抑制効果が薄れている。
  • Co-opは9,400万枚で2番目に多いが、すべて堆肥化可能な袋であることを強調している。
  • Morrisonsは5,800万枚、Sainsbury’sは1,100万枚を販売した。
  • Sainsbury’sは増加理由としてJust Eat等のアプリ経由のオンデマンド配送の成長を挙げた。
  • Sainsbury’sは紙袋への切り替えを進めており、今後は販売数の減少を見込んでいる。
  • Wrap等の環境団体は、オンライン小売の梱包プロセスがプラスチック使用量を押し上げていると指摘する。

着目点:本件は、オンラインリテールの利便性と環境サステナビリティのジレンマを浮き彫りにしている。特にOcadoのような純粋オンライン専業モデルでは、配送効率と商品保護のために過剰な包装が常態化しやすく、ESG経営上の大きな経営課題となっている。手数料の増額という経済的インセンティブだけでは限界が見えており、今後はプラスチック袋そのものの全廃や、環境負荷の低い素材への完全移行、あるいは循環型配送ボックスの活用など、サプライチェーン全体の再構築が求められる。小売各社には、短期的には紙袋への転換、長期的にはオペレーションレベルでの脱プラスチック戦略の徹底が不可欠である。

注:本記事のデータはDepartment for Environment, Food and Rural Affairsの調査に基づく。

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