REWEグループ、2024年は売上・利益ともに成長 全事業部門が好調維持

ドイツの小売大手REWEグループは、地政学的・経済的不確実性の中で2024年度に売上・利益ともに増加したと発表した。

グループ全体の売上高は前年同期比4.6%増の880億ユーロ、営業利益は8.9%増の20億ユーロに達した。

CEOのLionel Souque氏は、「消費者心理の低迷や経済減速傾向があった中でのこの成果は、すべての事業部門と従業員の貢献によるもの」と述べた。税還付や投資関連の減損縮小といった一時的要因もあり、純利益は10億ユーロと前年の7億3,620万ユーロから大幅に増加した。

国内事業の売上は3.2%増加し、国際部門も4.6%の伸びを記録。CFOのTelerik Schischmanow氏は「リテール、旅行・観光、コンビニといった多角的な事業構造が、経済的困難においても当社の持続的成長を支えた」と語った。

ドイツ国内では、プライベートブランド商品の売上がREWE店舗で7.5%、Pennyで3.0%増加。価格重視の消費行動が進む中で、プロモーション商品や低価格帯製品への需要が高まった。また、有機食品や植物性食品、地域密着型商品への関心も上昇した。

デジタル戦略も奏功し、REWEでは2024年に月間利用者が前年比で700万人増加。年末に導入したデジタル会員プログラムも、開始数週間で想定を上回る成果を上げた。

加えて、約1,573の独立系加盟店も7.0%増の190億ユーロを売り上げ、観光事業を担うDertour Groupも21.7%増の87億ユーロと二桁成長を達成した。

全体としてREWEグループは、困難な環境下でも堅調な業績を維持し、持続可能な成長基盤を示した一年となった。

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