米国では鳥インフルエンザの影響で卵の供給が不足し、独立系食料品店や卸売業者が調達に苦戦している。
National Grocers Association(NGA)のGreg Ferrara会長は、USDA長官Brooke Rollinsに宛てた書簡で、業界が価格上昇の影響を抑えるために大きな損失を被っていると訴えた。
NGAは、USDAに対し、利用可能な全ての科学的資源を活用し、鳥インフルエンザの拡大を抑える措置を講じるよう求めた。また、卵不足のため、小売業者や流通業者がWIC(低所得層向け栄養補助プログラム)の食品基準を満たす卵を確保するのが難しくなっていると指摘した。
1月の卵の価格は前年同月比67%上昇し、1パックあたり平均6.96ドルに達した。しかし、需要は依然として強く、販売数量は4%増加した。USDAの予測では、2025年には消費者向けの卵の価格がさらに20%上昇する可能性がある。
Ferraraは、価格抑制のために小売業者が損失を吸収するのは持続可能な解決策ではなく、むしろ需要を刺激する可能性があると警告した。NGAは、USDAが国内の卵供給を強化するための革新的な解決策を推進し、業界と協力して供給回復を加速させるよう求めた。
さらに、各州のWIC機関に対し、小売業者の卵の最低在庫要件を一時的に免除するよう指示することを提案した。例えば、バージニア州ではWIC認定の食料品店は、大型白卵(AまたはAAランク)の12個入りパックを2つ以上常備する必要があるが、在庫不足で基準を満たせない場合、警告を受ける可能性がある。このような要件の柔軟化が求められている。
また、NGAは、WIC機関が卵の価格統制に関しても柔軟に対応するようUSDAに要請した。
