Alibabaは、eコマースとAIを活用したクラウドコンピューティングという「コアビジネス」への投資を強化する方針を示した。
これは、年末の堅調な売上を背景に、第3四半期の収益がアナリスト予想を上回ったことを受けたものである。
CEOのEddie Wuは、AIを「数十年に一度の産業変革の機会」と位置づけ、今後3年間で過去10年を超える規模の投資を行うと述べたが、具体的な金額は明かさなかった。第3四半期の収益は2801.5億元(約385.8億ドル)で、アナリスト予想の2793.4億元をわずかに上回った。
中国市場では消費刺激策として価格引き下げや販促強化が行われ、特に「Singles’ Day」などの年末商戦が売上を押し上げた。Alibabaの国内eコマース部門であるTaobaoとTmallの売上は5%増加し、市場シェアの安定化に注力するとしている。
AI分野ではAlibabaの成長が顕著であり、2025年初頭から投資家の注目を集め、株価は年初から40%以上上昇した。習近平国家主席が主催した民間企業リーダーとの会合に共同創業者のJack Maが参加し、習主席と握手する写真が公開されたことも、投資家の信頼感を高めた要因とされている。
AlibabaはAppleと提携し、中国で販売されるiPhoneにAIソリューションを提供することを発表。また、1月には自社のAIモデル「Qwen 2.5」をアップグレードし、競合のDeepSeek-V3を上回る性能を持つと主張した。クラウド部門の売上は13%増加した。
国際eコマース事業では、AliExpressやAlibaba.comを含むプラットフォームが32%の売上成長を記録。昨年11月には国内外のeコマース事業を統合し、新たにAlibaba E-commerce Business Groupを設立。近年、コア事業への集中を進めており、12月には百貨店チェーンIntimeを13億ドルの損失で売却した。
