Eatalyは、中東市場での事業拡大に向け、1億ユーロを投資し、空港内の店舗を含む40店舗の新規出店および商品流通の強化を進める。
この動きは、2023年にInvestindustrialがEatalyの米国およびドイツの事業の少数株式を取得し、昨年12月にはパリの店舗を買収したことに続くものである。
Eatalyの経営権を52%保持するInvestindustrialは、中東およびアフリカで40以上の国際ブランドを展開するAzadea Groupと提携する。Azadeaは引き続きフランチャイズ契約のもとでEatalyの既存事業を運営するが、新たな契約により、Investindustrialが中東地域でのEatalyの拡大を直接管理する形となる。この戦略は、Eatalyの国際事業をより直接的に運営する方針への転換を示している。
このイニシアティブは、Investindustrialがアブダビに新たなオフィスを開設したことに伴い、中東、特に湾岸諸国でのEatalyの存在感を強化することを目的としている。
Eatalyは現在、世界52店舗を運営し、米国に12店舗(売上の61%を占める)、欧州に25店舗、中東およびアジアに15店舗を展開している。今後は北米市場でも成長を加速させ、フィラデルフィア、マイアミ(2店舗)、トロントに新店舗を開設する予定である。また、新コンセプトの「Eataly Caffè」を、米国4空港とフランス3空港で初めて導入する。
2024年上半期に、Eatalyの売上は3億2000万ユーロ(6%増)、調整後EBITDAは約1300万ユーロ(65%増)、純負債は9500万ユーロを記録した。昨夏には、2億5000万ユーロの長期銀行融資を獲得している。
さらに、Eatalyはイタリア貿易庁(Agenzia ICE)と提携し、イタリアの食品・飲料を世界に広めるプロモーションを開始する。この共同キャンペーンは2025年12月まで継続し、米国、カナダ、英国、スウェーデン、ドイツ、フランス、UAEの7市場をターゲットとする。
Eatalyは、新たに100社以上のイタリア産品の供給業者を加え、その多くはこれらの市場に初参入する企業である。また、対象国の18店舗で、消費者向けにイタリア文化を紹介するイベントを開催し、国際食品見本市などのプロモーションの機会と連携する。
これにより、消費者はセミナーや試食会を通じてイタリアの食文化に触れ、Eatalyのレストランで本格的なイタリア料理を楽しむことができる。また、Eatalyの店舗で食材を購入し、自宅で伝統的なイタリア料理を再現する機会も提供される。
