英国のブレグジット輸入規制の第3ステップが発動

英国のポスト・ブレグジットにおける輸入規制の第3段階が、1月31日から開始された。この制度は当初2023年10月に導入予定だったが延期されていた。

ブレグジット後、英国は供給網の整理や税関手続きの整備に時間を要し、新たな規制の導入を段階的に進めてきた。第1段階は2023年1月に、一部商品の追加認証を義務化する形で開始され、第2段階は2023年4月に導入され、肉・魚・乳製品などの物理的検査が港で実施され、新たな料金制度も設けられた。

今回の第3段階では、EUから英国に輸入する企業が新たな安全・セキュリティ申告の要件を満たす必要がある。英国の税関当局は、これにより違法・危険物の流入を防ぎつつ、正規品の通関手続きの迅速化が可能になると説明している。

しかし、大手企業に比べて中小の小売業者や卸業者にとっては負担が大きいとの批判もある。さらに、果物や野菜に対する物理的検査の導入は複数回延期され、現在は2024年7月に予定されている。

財務大臣Rachel Reevesは、欧州委員のMaros Sefcovicが提案した「汎欧州関税制度」への英国の参加について検討する意向を示したが、英国政府はEUの関税同盟への再加盟は否定している。

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