Asda、システム移行の期限を守れずWalmartへの多額のペナルティが発生するおそれ

Asdaは、総額8億ポンド規模のITシステム移行プロジェクト「Project Future」の2月の期限を守れない可能性があり、多額の罰金が科される恐れがある。

このプロジェクトは、Asdaが以前の親会社Walmartのシステムから独立するための取り組みであり、移行が遅れるとWalmartのインフラ使用料が発生し、数百万ポンド規模に達する可能性があると報じられている。

Asdaは「順調に進行している」と公式に発表しているが、内部関係者は「期限内の完了は難しい」と指摘している。すでに昨年3月にはソフトウェアの不具合により数万人の従業員の給与が誤って支払われ、続いてGeorgeブランドの注文処理に混乱が生じるなど、IT関連のトラブルが発生している。

このプロジェクトは、2021年のTDR CapitalとIssa兄弟によるAsda買収後の再建計画の中核とされていたが、主導していたMohsin Issaが昨年9月に日常業務から退いた。その後、Lord RoseがWalmartへの支払いが発生する可能性を認めつつ、「1週間に1,500万ポンドの罰金が発生するとの報道は誇張だ」と述べた。また、Asdaは安全な移行を優先し、必要であれば追加の支払いも検討するとしている。

Asdaは買収以降、市場シェアを14.8%から12.5%に落とし、2023年のクリスマスシーズンでは2015年以来最悪の業績を記録した。さらに、2028年までにWalmartへ9億ポンドの返済義務を負っている。コスト削減の一環として、新会長Allan Leightonは組織再編を進め、今月には13人の地域マネージャーを解雇した。

Asdaは引き続き「Project Futureの進捗は順調」と主張しているが、経営環境は厳しさを増している。

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