ポルトガルでは2024年第4四半期にメーカー製ブランドの市場シェアが前年同期比0.6%増の54.3%となり、10年にわたる減少傾向を覆した。
この回復は2024年第3四半期の上昇傾向(10月+6.8%、11月+7%、12月+5.3%)を引き継ぐ形となった。
KantarとCentromarcaの調査によると、メーカー製ブランドは2023年初めから2024年前半にかけて2.7ポイントのシェアを失ったが、2024年後半の6カ月間でほぼ回復した。一方で、家庭消費の伸びは1.3%に鈍化し、テレワークの減少に伴い外食消費は6.3%増加した。
プライベートブランドの成長率も鈍化しており、2022-2023年には15.3%の成長を記録したが、2023-2024年では2.8%にとどまった。ポルトガルとスペインは西欧諸国の中で購買力回復が強いものの、全体的な消費の伸びは低調である。
ポルトガルの家庭支出の約30%が消費財に充てられており、外食の頻度は8%増、スナックの購入は2%増加した。一方、自宅消費向けの飲料や洗剤の購入は、それぞれ4%と1.8%減少した。
消費行動にも世代差が見られ、34歳以下の若年層は月平均8回のまとめ買いを行う傾向があり、65歳以上の高齢層は月17回と頻繁に買い物をしている。35-64歳層は全国平均の月13回の買い物を行っている。
また、消費者は2024年に平均6つの異なる店舗で買い物をしており、2019年の5店舗から増加している。これは価格、品揃え、利便性を求めて購買先を多様化する傾向を示している。
