英Southern Co-op、AI活用で食品廃棄削減を16%改善

英南部で約195店舗を展開する地域協同組合Southern Co-opは、2024年にAIを活用したフードロス対策を強化し、前年比16%の食品廃棄削減を実現した。

同年に廃棄を免れた食品は約3.1百万食分に相当し、重量では3,083トン、前年から426トンの削減となった。これにより、約8,323トンのCO2排出削減にもつながったという。

この取り組みは、リテール向けAI企業Retail Insightの「WasteInsight」ソリューションを導入したことによる成果である。AIが商品タイプや季節性などのデータを分析し、最適な値引きタイミングと価格を算出。販売率(STR)の最大化と廃棄ロスの最小化を両立させた。

Southern Co-opの食品小売部門COOであるSimon Eastwood氏は、「値引き戦略が以前よりも透明かつ積極的になった。店頭での実行状況も可視化できるようになり、店舗スタッフにとっても扱いやすい」と述べている。

今後は、最適な値引きタイミングを見極める試験運用や、アルゴリズムの精度向上に向けたパイロットを予定している。

Retail InsightのEMEA地域VP、Kieran O’Brien氏は、「Southern Co-opの取り組みは、環境配慮だけでなく、売上増と顧客への価値提供にもつながっている」と評価している。


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