米国商務省のデータによると、2025年1月の小売売上高は前月比0.9%減となり、予想の0.2%減を大きく下回った。
前年同月比では4.2%増だったが、月次ベースでは2024年1月以来最大の落ち込みである。自動車、ガソリン、外食を除くコア小売売上も同様に0.9%減、前年比では4%増となった。
National Retail FederationのチーフエコノミストJack Kleinhenz氏は、堅調だった2024年年末商戦後の反動に加え、雇用成長の鈍化や物価高、さらに寒波やカリフォルニアの山火事が需要を抑制したと指摘した。一方で経済は安定しており、2025年は堅調なスタートと評価している。
分野別ではスポーツ用品・書籍・音楽が4.6%減、オンライン販売が1.9%減、自動車関連が2.8%減となった。一方でガソリンスタンドと飲食店は0.9%増加した。
Fitch RatingsのDavid Silverman氏は、2025年の小売売上は堅調ながらも伸びは控えめになると見込み、特に裁量支出カテゴリーの変動性に言及した。関税などの政策要因も物価や消費動向に影響し得るため、小売各社には柔軟な対応と差別化への投資が鍵になるとしている。
