英国小売業界、1月のインフレ率が約1年ぶりの高水準に上昇

British Retail Consortium(BRC)によると、2025年1月のインフレ率は3%となり、前年3月以来の高水準を記録した。

主因は食品インフレの加速であり、酒類・タバコも4.9%上昇した。衣料・履物は1.8%、家具・家庭用品も10か月ぶりにプラスに転じ0.5%上昇した。

BRCのKris Hamer氏は「食品価格の上昇は、4月に予定される雇用者国民保険料の改定や最低賃金引き上げなど追加コストを見越した小売業者の動きが背景にある」と説明した。また、衣料や家具は月間ベースで値下げがあったものの、前年比ではインフレ率上昇が見られたと指摘した。

Hamer氏は、2025年に小売業界が直面する70億ポンド規模の追加コストを踏まえると「年初のインフレ上昇は今後の兆候」とし、政府に対して事業税改革の加速や新たな包装税導入の延期などコスト緩和策を求めた。

この動きは、2024年11月に燃料・衣料価格上昇でCPIが2.6%に達し、物価下落傾向の終焉が懸念された流れを引き継ぐものである。

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