2017年1月のニュースですので、ちょっと古い話です。
Tescoはイギリスのキャッシュ&キャリー小売業である、Bookerを37億ポンド(約5,200億円) で買収するとのニュースがありました。
Bookerはイギリスの食料品卸売業であり、キャッシュ&キャリー業態と呼ばれています。これは現金売/持ち帰り制の卸売業で、イギリス全土に広がる12万の中小の食料品店や飲食店(レストラン、パブ、ケータリング等)が顧客です。イギリス全土に72の物流拠点を持っており、顧客に商品を販売しています。
Bookerの卸売先である小規模店舗からすれば、Tescoは戦う相手ですが、そこに買収されようとしています。
なぜTescoはBookerを買収したいのか? について言われていることは;
- PB商品の販売先を拡大したい
- NB商品の仕入れ量を拡大したい
- 飲食店市場への参入がしたい
- ネット販売の受取拠点が欲しい
などです。
自分は、中期的には3と4ではないか、と思っています。
例えば消費者は、イギリスでも調理を簡便化する傾向が強まっており、同様に外食が増えています。手作り調理に留まる限り、市場は右肩下がりです。
Tescoが自社の定義を『調理する人に必要な食材/関連商品を提供する」から、「食を提供する」立場に変えようとしているのかと推測しています。
またネット販売の店舗受け取りは消費者に好評で、Tescoではネットで注文した20%以上のお客様が店舗で受け取りをしており、この比率は伸び続けています。
その為既存の店舗での商品受け取り業務は早晩パンクしつつあると言われています。
先日当日店舗受け取り枠を増やしたという記事をUpしました。増え続ける店舗受け取りに応えるために、既存店舗の効率化を進めるとともに、受取拠点を増やしたいともあるのではないでしょうか。
