イギリス小売業協会(BRC)によると、1月のインフレ率が約1年ぶりの高水準となり、食品価格の上昇が主な要因となった。ヘッドラインインフレ率は12月の2.5%から3.0%に上昇し、アルコールとタバコのインフレ率も4.9%に達した。
衣類と履物のインフレ率は1.8%に上昇し、家具や家庭用品の価格も-0.3%から0.5%へと変化した。BRCのKris Hamerは、食料品の価格上昇が全体のインフレを押し上げたと指摘し、4月に予定されている雇用者向け国民保険の変更や最低賃金の引き上げが、さらなるコスト増を引き起こすと警告した。
Hamerは、2025年に小売業界が約70億ポンドの追加コストに直面することを踏まえ、今年のさらなる物価上昇を予測している。また、政府がインフレを抑えるためには、小売業界への負担軽減策が必要だと述べ、事業税改革の加速や新たな包装税の延期を提案した。
昨年11月にも、ガソリン価格や衣料品価格の上昇によってインフレ率が3月以来の高水準に達し、CPI(消費者物価指数)は2.3%から2.6%に上昇していた。BRCは、秋の予算発表によるコスト上昇を受け、小売価格の低下傾向が終わる可能性を警告している。
