英国の小売売上高は、1月に1.7%増加し、予想を上回る回復を示した。
これは、前月の0.6%減からの反発であり、経済学者が予測していた0.3%の増加を大きく上回る結果となった。
この成長の主な要因は食品販売であり、売上高は5.6%増加した。これは、2020年3月以来の最大の月間増加であり、消費者が年末年始の外食後、自宅での食事を選ぶ傾向が強まったことを示唆している。
一方、衣料品や家庭用品を含む非食品部門の売上は1.3%減少し、消費者の信頼感が依然として低迷していることがうかがえた。
オンライン販売は前月比2.4%増と回復を見せたが、全体のオンライン販売比率は12月の26.9%から1月には25.7%に低下し、消費者の店舗での買い物回帰が見られた。
小売業界にとって、1月の1.7%の売上増は、2024年後半の減少傾向からの回復の兆しと捉えられている。しかし、Alvarez & MarsalのErin Brookesは、4月からの雇用主の社会保険料や最低賃金の引き上げによるコスト上昇が、インフレの影響がピークだった時期以来の厳しい状況をもたらすと警告した。
これにより、多くの小売業者はコスト削減のための人員削減や価格引き上げを検討せざるを得なくなる可能性がある。加えて、消費者は依然として経済状況や家計に対する不安を抱えており、今後も「価格重視」の購買行動を続けると予想される。
