ドイツノ消費者心理指数、予想外の落ち込み

ドイツの消費者心理は3月に向けて悪化する見込みであり、わずかな改善が予想されていた市場予測を覆す結果となった。

GfK市場調査機関とNuremberg Institute for Market Decisions(NIM)の調査によると、消費者心理指数は前月の-22.6ポイントから-24.7ポイントに低下した。

Reutersの調査では-21.4ポイントへの改善が予測されていたが、実際の結果はそれを下回った。DZ Bankのアナリストは、2月23日の選挙後の政治的変化が悲観的な見方を和らげる可能性があると指摘した。選挙ではFriedrich Merz率いる保守派が28.5%の得票率で勝利したが、連立交渉は難航すると見られている。

NIMのアナリストRolf Buerklは、新政権の迅速な発足と予算承認が消費者の支出意欲を高める鍵になると述べた。しかし、現時点では消費回復の兆しは見られないと指摘した。

2月の消費者の所得見通しは13カ月ぶりの低水準となり、政治的不安、経済の不透明感、物価上昇が影響した。購買意欲も6月以来の最低水準に落ち込み、工場閉鎖や海外移転、雇用削減の報道が消費の抑制につながっている。

ドイツ経済は2024年に2年連続で縮小し、ユーロ圏主要国の中で最も低迷している。2024年最終四半期もマイナス成長となり、回復の兆しはほとんど見られない。

消費者心理指数は翌月の実質個人消費の進捗を予測する指標であり、ゼロ以上なら前年同期比での消費増加、ゼロ未満なら消費減少を示す。GfKによると、この指標が1ポイント変動すると、個人消費は前年比0.1%変動する。購買意欲指数は「今が大きな買い物をするのに適した時期か」という質問に対する肯定・否定回答のバランスを示し、所得期待指数は今後12カ月の家計収支見通しを反映している。

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