Auchan Retailは2024年の売上高が2.1%増の316億7000万ユーロとなり、特に後半は4.2%の成長を記録した。
これは、フランスでのCasinoの旧店舗94店(68のスーパーマーケットと26のハイパーマーケット)やポルトガルでのDIA Groupの481店舗の買収が貢献した。
しかし、既存店舗の売上は2.8%減少し、フランスでは特に非食品分野の販売低迷が影響した。EBITDAは前年から減少し877百万ユーロとなったが、下半期には2500万ユーロの改善が見られた。
フランス市場では、売上が1.3%増の169億5000万ユーロとなり、買収した94店舗が市場シェアを9.5%まで押し上げた。一方、既存店舗は4.7%の売上減となり、非食品の低迷が続いた。買収によりEBITDAは1億1000万ユーロに回復し、コスト管理が奏功した。2025年には更なる改善が見込まれている。
スペインではAlcampoの売上が0.8%減の46億1000万ユーロとなったが、DIA店舗の統合が減収を一部補った。ポルトガルでは23%増の21億4000万ユーロとなり、市場シェアは11.8%に拡大した。スペインとポルトガルのEBITDAは合計3億7800万ユーロとなった。
ポーランドでは小規模店舗の拡大により売上が2.8%増の28億3000万ユーロとなった。ルーマニアでは6.3%増の15億5000万ユーロとなり、フォーマットの多様化や新ブランドの展開が寄与した。両国のEBITDAは2億6900万ユーロで、コスト管理が収益を支えた。
ウクライナとロシアでは戦争の影響で売上が8%減の29億9000万ユーロとなった。ウクライナでは営業が困難な状況にあるが、低価格政策が評価された。ロシアでは高インフレが売上を支えたものの、為替の影響で収益が低下した。
Auchanは2024年を600万ユーロの純負債で終え、資産売却を通じて買収資金を調達した。2023-2024年には788店舗を拡大し、今後もフランス、ポーランド、ルーマニアで価格戦略と店舗近代化を進める。
2028年までにEBITDA16億ユーロ、フリーキャッシュフロー4億ユーロ超を目指し、10億ユーロの不動産売却も計画している。
