Krogerは、Albertsonsとの合併を巡る取り組みに過去3年間で11億ドル超を投じたことを、2024年の年次報告書で明らかにした。
この合併は連邦取引委員会(FTC)や州司法長官の強い反対を受け、最終的に司法判断により阻止された。
Krogerによると、2022年からの支出は以下の通り:
-
2022年:4,400万ドル
-
2023年:3億1,600万ドル
-
2024年:6億8,400万ドル
主に規制承認を得るための外部専門家への報酬や融資関連費用で構成されている。また、同社は合併準備のために105億ドルを借り入れ、その利息費用として2024年に3,400万ドルを計上した。
KrogerとAlbertsonsは2022年10月に246億ドル規模の合併計画を発表したが、独禁法違反の懸念から、FTCおよびワシントン州・コロラド州の司法当局がそれぞれ合併差し止めを申請。2023年12月、連邦および州の裁判所はこれらの申請を認め、合併は正式に中止された。
この失敗によりKrogerは現在、Albertsonsから6億ドルの違約金請求とともに、FTC対応の不備によって合併を妨害したとの訴訟に直面している。さらに、合併条件としてC&S Wholesale Grocersが取得予定だった約600店舗の売却契約も破談となり、C&Sは1億2,500万ドルの違約金を求めている。
Kroger側は、AlbertsonsおよびC&Sが契約条項に反した行動を取ったとして、違約金の支払い義務はないと主張している。
今回の合併破談は、米国スーパーマーケット業界の再編をめぐる競争政策と市場支配への警戒感が一層強まっていることを象徴しており、Krogerにとっては財務的・法的な大きな打撃となった。
