Tesco、バーコードからQRコードへの移行を試験導入―商品情報の透明性と顧客体験を強化

英国最大のスーパーマーケットTescoは、数百点の商品のバーコードをQRコード技術に置き換えるデジタル施策を試験的に導入している。

現在、同社の生鮮食品と精肉12商品において、新パッケージのQRコードを採用し、商品のオンラインリスティングページに誘導する仕組みをテスト中である。

この新技術はまだ初期段階にあるが、今後はレジでのスキャンにも対応し、従来のバーコード不要で決済可能になる予定。また、顧客のスマートフォンから読み取ることで、栄養情報、賞味期限、代替商品、調理提案、原産地情報などを確認できる機能も追加される。

南イングランドの店舗約20%に導入されており、Tescoは10のサプライヤーと連携して試験運用を行っている。Supply Chain DirectorのIsabela De Pedro氏は、Retail Technology Show 2025で「現行パッケージは規制表示に多くのスペースを割かれ、商品説明に限界があるが、QRはその制約を解き放つ」と述べた。

Tescoはこれまでも包装改善に取り組んでおり、2024年にはアボカドのバーコードラベルをレーザー刻印に置き換える試みも実施し、廃棄物削減を目指していた。

今回のQRコード導入は、持続可能性、トレーサビリティ、カスタマーエンゲージメントを同時に強化する一手として注目されている。

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