Aldi、食品・飲料の売上でAsdaを逆転 価格競争が激化

ドイツのディスカウント大手Aldiが、食品・飲料カテゴリーにおいて英国スーパーマーケット大手Asdaを上回ったことが、Kantarの最新データにより明らかとなった。

3月23日までの12週間において、Aldiの食品・飲料市場シェアは10.6%に達し、Asdaの10.4%を超えた。特に鶏肉、魚、卵、果物といった生鮮品の売上が好調だったとされる。これらの数字は業界内向けに提供されるものであり、アルコールや日用品、美容品などは含まれていない。

一方で、公式のKantarデータでは、Asdaの総合市場シェアは前年同期比で5.6%減の12.5%に低下し、Aldiは11%に上昇した。これにより、AsdaはTesco、Sainsbury’sに次ぐ第3位の地位を保ってはいるものの、競争が激しさを増していることがうかがえる。

この逆転劇が明らかになる中、Asdaは元CEOのAllan Leighton氏の指揮のもとで再建計画を進めている。Leighton氏は今後の1年間で「価格、商品供給、購買体験」に対して大規模な投資を行うと述べており、その結果として今期の利益は大きく減少する見込みであると明言した。

Asda側は、今回のデータが「選別的であり、重要な商品カテゴリーを含んでいない」と反論しており、1月末に再導入した「Rollback」施策により、全商品のおよそ3分の1で価格を引き下げたと主張。家計支援を重視した価格戦略が、ディスカウンターよりも低いインフレ率で評価されていると強調した。

今後、価格競争と商品戦略の再構築を通じて、Asdaがどこまで巻き返しを図れるかが注目される。

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